フコイダンの摂取方法

それでは、多くの健康効果を期待することができるフコイダンをどのようにして摂取するのが良いのでしょうか?海藻類などに多く含まれているものであるため食事から摂取することも可能ですが、毎日のように海藻類を食べる、というのはレシピを考えるのも大変です。

フコイダンは主に「ねばりけ」の部分に含まれているため、だしのようにして使っても摂取量があまり多くはなく、十分な効果が期待できないのが難しいところです。

そしてもうひとつ問題となるのが、海藻摂取の過剰による悪影響です。海藻にはフコイダン以外にも、多くのミネラルが含まれています。例えば塩分やカリウム、ヨウ素などが代表的です。これがあまり多く摂取されると、人体に対して悪影響が発生してしまう可能性があります。特に塩分とカリウムは血圧に対して影響を与えるものであるため、注意して摂取をしなければなりません。

この問題を解決しつつフコイダンを摂取するための方法として、サプリメントの利用があります。研究が進むに連れて様々効果がわかってきたことによって、フコイダンのサプリメントの販売も多くなってきました。そのため、各種メーカーから販売されているものを比較して購入できるようになっています。

花粉症対策や抗年齢

それでは引き続き、フコイダンに期待されている効果としてどのようなものがあるのかについて紹介します。多くの人が悩みに思っている症状の1つとして「花粉症」があるのではないでしょうか。日本は杉花粉が多く、シーズンになるとくしゃみや涙が止まらなくなる人も多いことと思います。

実はフコイダンはこの花粉症を抑える効果があることでも期待されています。また、アトピーのような症状に対しても効果があるとされており、主にアレルギーの低減に対して効果が期待できるようになっています。

また、日常的に効果を発揮してくれるものとして「保湿効果」があります。例えば肌の保湿は肌質を維持するためには欠かせないものです。また、粘膜の保湿も抗ウイルスなどを考えた上で重要なポイントとなります。抵抗力を上げる事もできるようになるため、期待されるポイントの1つです。

さらに、育毛効果があるのではないか?という研究もされています。昔から海藻といえば育毛効果があると言われていましたが、フコイダンにその効果が有ることがわかれば、これが迷信ではなく実際に効果があるものであったことが証明されることになります。研究段階ではありますが、期待される分野の1つです。

生活習慣病に

それではまず、フコイダンが持っている効果がどのようなものであるのかについて紹介します。ここでは、内閣府に認証を受けているNPO法人であるフコイダン研究所が発表している、現在期待されている効能や効果について紹介します。

まずは「コレステロール低減作用」があります。コレステロールは血中に貯まることによって動脈硬化を引き起こす物質であり、いわゆる生活習慣病の大きな原因の1つとなっています。これを下げることができれば、生活習慣病のリスクを大きく下げることができるでしょう。

次に「血糖値上昇抑制効果」があります。こちらも生活習慣病の一種である糖尿病などに関係している要素となります。また、血糖値が高い状態になっていると眠気が起こりやすいなどの問題もあるため、それらに対する効果としても期待されます。

さらに、「抗ピロリ菌効果」が期待されています。ピロリ菌は胃がんを引き起こす大きな原因の1つとして知られている細菌であるため、これを抑えることができれば胃がんの発生を抑えることが可能になります。さらに、胃潰瘍や胃の不快感の抑制にも効果があるという研究結果が発表されています。この他にも、まだまだ得られる効果があります。

フコイダンとは?

皆さんは、フコイダンという物質をご存知でしょうか。昨今、健康に良いということで注目をされている物質です。ここではまず、このフコイダンがどのような物質であるのかについて紹介します。

フコイダンは、いわゆる硫酸多糖の一種です。主に昆布やワカメなどに含まれている物質で、表面の「ぬめりけ」のようになっている部分に多く含まれています。食物繊維に類するもので、より細かくは構成によって分類されます。LフコースやGフコイダンなどの種類があり、中には海藻のような植物性のものだけではなく、ナマコのような動物性のものから見つかっているものもあります。

このフコイダンが発見されたのは、1913年のことです。スウェーデンの科学者であったH.Z.キリンによって発見されました。ヒバマタ属の植物から見つかったために、その学名である「GenusFucus」から取ってフコイダンという命名がされました。ただ、この時はまだ物質が見つかっただけで、現在のように健康効果があるものとして知られていたわけではありません。

これの研究が行われるようになったのは、1970年代以降のことです。そして、大きな動きが生まれることになったのが1996年に日本がん学会で発見報告がされた「制癌作用」がわかった以降でした。それ以降、フコイダンは健康食品などとしてもよく扱われるようになっています。それでは、このフコイダンはどのようにして摂取するべきなのでしょうか。また、どのような効果が期待できるのでしょうか?